独経済相にエネ業界幹部ライヒ氏、外相に外交専門家ワデフル氏

ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)は新政権の経済相にエネルギー業界出身のカテリーナ・ライヒ氏を、外相には外交政策を専門とするヨハン・ワデフル連邦議会議員を充てる人事を決定した。写真は、CDUのメルツ党首。3月28日、ベルリンで撮影(2025年 ロイター/Christian Mang)
Andreas Rinke
[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)は新政権の経済相にエネルギー業界出身のカテリーナ・ライヒ氏を、外相には外交政策を専門とするヨハン・ワデフル連邦議会議員を充てる人事を決定した。
保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は中道左派の社会民主党(SPD)と連立で合意した。この連立合意に基づき、フリードリヒ・メルツ氏が党首を務めるCDUが経済省と外務省、CSUが内務省、SPDが国防省と財務省をそれぞれ担当する。
ライヒ氏は2020年初めに独電力大手エーオンの地域電力子会社ウェストエネルギーの最高経営責任者(CEO)に就任した。1998年から2015年まで連邦議会議員を務め、環境省と運輸省の政務次官を歴任した。
ワデフル氏は09年に連邦議会に当選。現在はCDU/CSU院内会派の副会長を務め、外交・防衛政策分野を担当している。