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ロシア、国連人権理事会への復帰逃す 投票で落選
国連は10日、人権理事会の理事国を決定する投票を実施した。2023年2月撮影(2023年 ロイター/Eduardo Munoz)
[ジュネーブ 10日 ロイター] - 国連は10日、人権理事会の理事国を決定する投票を実施した。ロシアは復帰を目指していたものの落選し、人権理事会への復帰には至らなかった。
東欧枠の2議席を争う投票ではアルバニアが123票、ブルガリアが160票を獲得。ロシアは83票で落選した。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの国連ディレクター、ルイ・シャルボノー氏は「無数の戦争犯罪や人道に対する罪を犯したロシアは理事国にふさわしくないという強いシグナルを、ロシア指導部に送った」と評価した。
一方、ロシア政府高官は、米国がロシアを人権理事会から除外しようと画策していると非難。マリア・ザボロツカヤ国連ロシア常任代表代理は国営ロシア通信(RIA)に対し、「米国はアルバニアに肩入れするキャンペーンを張った。こうしたキャンペーンは前例がない」と述べた。
国連総会は昨年4月、ロシアのウクライナ侵攻を受け、国連人権理事会におけるロシアのメンバー資格を停止する決議案を採決した。





