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インドのサービスPMI、9月は61.0に上昇 楽観度9年ぶり高水準
10月5日、S&Pグローバルが発表したインドの9月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は61.0と、前月の60.1から上昇した。写真は8月、ムンバイで撮影(2023年 ロイター/Francis Mascarenhas)
Anant Chandak
[ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表したインドの9月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は61.0と、前月の60.1から上昇した。
ロイター調査では59.5への低下が見込まれていた。
需要が一段と増加した。企業の楽観度は過去9年あまりで最高となった。
好不況の分かれ目となる50を26カ月連続で上回った。
S&Pグローバルの経済アソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「今回のPMIはインドのサービス経済にとってさらなる朗報となった。9月の企業活動と新規受注は過去13年あまりで有数の増加を記録した」と指摘。
「内需が好調なほか、アジア、欧州、北米向けの売り上げも増加している」と述べた。
新規受注指数は61.2に小幅に上昇。輸出は6月以降で最低の伸びだったが、8カ月連続で拡大した。
今後1年間の見通しに対する楽観度は2014年6月以来の高水準。雇用も引き続き好調で、16カ月連続で雇用が創出された。
投入価格の上昇ペースは3月以降で最低。産出価格指数は6カ月ぶりの低水準となった。企業が新規顧客獲得のため大幅な値上げを控えた。