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ギリシャ沖の移民船沈没事故、パキスタン人200人余が乗船か
ギリシャ南部沖の地中海で移民を乗せた漁船が14日に沈没した事故で、少なくとも209人のパキスタン人が乗船していたとみられることが分かった。沈没する前の漁船、提供:Hellenic Coast Guard(2023年 ロイター)
[カラチ(パキスタン) 22日 ロイター] - ギリシャ南部沖の地中海で移民を乗せた漁船が14日に沈没した事故で、少なくとも209人のパキスタン人が乗船していたとみられることが分かった。
パキスタン連邦捜査局(FIA)が22日、ロイターにデータを公表した。親族が乗船しており行方がまだ見つかっていないと名乗り出た家族らの情報をもとに算出したという。
公式の死者数は82人のまま。生存者は104人で、うちパキスタン人は12人とされる。
FIAイスラマバード地域担当責任者はロイターに、「現在確認作業を進めている」と述べた。
漁船には複数の国から数百人が乗っていたとみられ、同地域での海難事故としてはここ数年で最悪となった。
パキスタンは自国民の乗船者数をまだ正式に確認していないが、ギリシャによる身元特定作業支援のためDNAのサンプル収集に入っているという。
漁船はリビアからギリシャに向かっていた。