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原発依存度を可能な限り低減、方針に「全く変更ない」=岸田首相

3月30日、岸田文雄首相(写真)は衆院本会議で、原子力の必要な規模を持続的に活用していく一方で「原発依存度を可能な限り低減」とした第6次エネルギー基本計画の方針について「全く変更はない」と述べた。写真は16日、都内で代表撮影(2023年 ロイター)
[東京 30日 ロイター] - 岸田文雄首相は30日の衆院本会議で、原子力の必要な規模を持続的に活用していく一方で「原発依存度を可能な限り低減する」とした第6次エネルギー基本計画の方針について「全く変更はない」と述べた。
原発活用に関する田嶋要議員(立憲)の質問に答えた。
昨年の骨太の方針では、再生可能エネルギーなどとともに原子力は「最大限活用する」と記載された。田嶋議員は、原発の新増設を進めるものの、原発依存度を低減させる方針は変わらないのかとただした。
岸田首相は「2月に閣議決定したGX基本方針においてもエネルギー基本計画を踏まえて原子力を活用していくことを明記している」と語った。原発に関する記述に関し、来年度の骨太の方針や次期エネルギー基本計画の内容については今後、検討を行っていくとした。