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豪12─2月求人が1.5%減、パンデミック前を依然大きく上回る

2023年03月30日(木)10時55分

オーストラリア統計局が30日発表した統計によると12─2月の求人数は前期比1.5%減の43万8500人と、3四半期連続で減少した。1年ぶりの低い数字だが、新型コロナウイルスのパンデミック前の2020年2月をなお92%上回った。写真は2017年5月、シドニーで撮影(2023年 ロイター/Jason Reed)

[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリア統計局が30日発表した統計によると12─2月の求人数は前期比1.5%減の43万8500人と、3四半期連続で減少した。1年ぶりの低い数字だが、新型コロナウイルスのパンデミック前の2020年2月をなお92%上回った。

統計局の労働統計担当者は「オーストラリア全土、全産業において求人需要は依然として非常に高い」と指摘。宿泊・飲食サービス業と芸術・娯楽サービス業で人手不足は最も顕著であり、求人はパンデミック前の約3─4倍だったと説明した。

労働市場の強さは、オーストラリア準備銀行(豪中銀)が昨年5月以降、3.60%まで政策金利を引き上げてきた理由の一つだ。

12─2月の民間部門の求人は1.5%減、公共部門は1.4%減少した。セクター別では行政が最も多く、次いで宿泊・食品、ヘルスケア、教育の順となった。

ロイター
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