[ソウル 23日 ロイター] - 北朝鮮外務省はロシアに軍需物資を供給したとの報道を「根拠がない」として否定し、米国がウクライナに殺傷兵器を提供していると非難した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が23日に伝えた。

日本のメディアは北朝鮮が先月、砲弾を含む軍需物資を列車でロシアに輸送したと報じた。今後数週間以内に物資が追加で引き渡される予定という。

また米ホワイトハウスは22日、北朝鮮がロシアの民間軍事会社への最初の兵器納入を完了したことを確認した。

北朝鮮外務省報道官は声明で「北朝鮮がロシアに軍需物資を提供したという日本メディアの偽報道は最も愚かなでっち上げで、コメントや解釈に値しない」とした。

ホワイトハウスによると、ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループはウクライナに駐留するロシア軍の強化に向け、北朝鮮から歩兵用ロケットとミサイルの供給を受けた。ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏はこれを否定している。北朝鮮の声明はワグネルには言及していない。

北朝鮮外務省報道官は「ロシアとの『武器取引』の問題について、北朝鮮は原則的な立場は変わっていない。両国間で取引が行われたことは一度もない」とし、さまざまな殺傷兵器を提供してウクライナに「流血と破壊」をもたらしているのは米国だと非難した。

また同省は別の声明で、直近の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を巡り米国が国連安全保障理事会の議長声明採択を目指していることを非難した。

同省報道官は「北朝鮮はすでに米国のそのような愚かな試みが非常に望ましくない結果を伴う可能性を明確に警告している」と指摘。米国の動きは「非常に危険な行為」だとし、行動によって対抗する必要があると述べた。

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