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再送ロシア、ヘルソンの避難区域拡大 「ウクライナがダム攻撃計画」
10月31日、ウクライナ南部ヘルソンを占領しているロシア当局者は、ドニプロ(ドニエプル)川からの避難区域を拡大すると述べた。写真はノバカホフカにある破壊されたビル。10月撮影(2022年 ロイター/Alexander Ermochenko)
(本文中の表記を修正しました)
[キーウ/ミコライウ 1日 ロイター] - ウクライナ南部ヘルソンを占領しているロシア当局者は31日、ドニエプル川からの避難区域を拡大すると述べた。ウクライナがカホフカダムを攻撃してこの地域を浸水させたり、非通常兵器を使用したりする可能性があると主張した。
ロシアはここ数週間、ウクライナの反攻が進む中、ドニエプル川の西岸から数万人の民間人を避難させている。
ロシアが任命したヘルソン州の責任者、ウラジーミル・サルド氏は、民間人への避難命令の対象地域を15キロ広げ、東岸の7つの集落も含めると説明した。ウクライナ側はこれについて、占領地からの強制移住が含まれると批判している。
サルド氏は「ウクライナが禁止された戦争手段を使用する可能性があるほか、カホフカ水力発電所への大規模なミサイル攻撃を準備しているという情報があり、ヘルソン地域に差し迫った洪水の危険性がある」とした。
現地のロシア当局者は、水力発電所に近いカホフカ地区の強制避難を6日に開始することも明らかにした。
ロシアはウクライナが放射性物質をまき散らすことを目的とした「汚い爆弾」の使用やヘルソン州のダム攻撃を計画していると繰り返し主張している。
ウクライナ側は自国の領土でそうした戦術を用いるとの主張はばかげており、ロシアが攻撃を自作自演してウクライナ側の仕業と見せかける可能性があるとしている。





