シンガポール、30年の炭素排出量目標を500万トン下方修正

　１０月２５日、シンガポールのローレンス・ウォン副首相（写真）は、２０５０年までにＣＯ２排出を実質ゼロ（ネットゼロ）とする目標達成に向け３０年の排出量をＣＯ２換算で６０００万トンとし、排出のピークはそれ以前に達成する方針を明らかにした。写真はシンガポールで撮影（２０２２年　ロイター／Isabel Kua）

［シンガポール　２５日　ロイター］ - シンガポールのローレンス・ウォン副首相は２５日、２０５０年までにＣＯ２排出を実質ゼロ（ネットゼロ）とする目標達成に向け３０年の排出量をＣＯ２換算で６０００万トンとし、排出のピークはそれ以前に達成する方針を明らかにした。

これまでは３０年にピークの６５００万トンとする方針だった。

ウォン氏はシンガポール国際エネルギー週間の会合で、「５００万トンの修正は、現在の輸送による排出を３分の２削減するのに匹敵する規模」と述べた。