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中国で「台湾光復」記念式典、共産党幹部が統一訴え

2025年10月26日(日)15時13分

 中国国営の新華社によると、中国共産党序列4位の王滬寧人民政治協商会議主席は25日、中国と台湾は「平和的統一」を達成するために努力すべきだと強調した。3月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)

Brenda Goh

[上海 25日 ロイター] - 中国国営の新華社によると、中国共産党序列4位の王滬寧人民政治協商会議主席は25日、中国と台湾は「平和的統一」を達成するために努力すべきだと強調した。

北京の人民大会堂で行われた「台湾の光復(日本による統治の終結)」80周年を記念する行事で演説した。中国は台湾の独立を促進するようないかなる活動も容認しないとも述べた。

台湾の中央通信社が北京発の別の報道で伝えたところによると、王氏はまた、中国はその発展と進歩の成果を台湾の人々と分かち合うために先頭に立つと述べた。

台湾の大陸委員会は、中国は「同じ古いメッセージ」を繰り返しており、中国の本当の狙いは台湾の「併合」だと主張。

香港の経験は「『一国二制度』が結局は中国共産党による権威主義的支配に帰結することを証明している」とした。

中国は台湾を自国の一部と見なし、光復節を中国の歴史的成果と位置づける。一方、台湾側は、中華民国が対日戦争を戦い勝利したとし、1949年に成立した中華人民共和国とは無関係だと主張。式典開催に反発している。

ロイター
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