現在、北東アジアは熱波に見舞われている。韓国では8月2日に気温が42.5度に達し、近代的な気象観測が始まって以来の最高気温を記録した。李在明大統領はこの熱波を「国家的災害」と表現した。日本でも、7月20日から26日までの1週間で、熱中症の症状で1万8000人以上が病院に搬送され、45人が死亡した。

そのような中、北朝鮮では健康を増進するために驚きの方法が奨励されている。その方法とは、犬肉スープを食べることだ。

北朝鮮ではここ数週間、各地の当局が高温警報を発令。長引く猛暑によって公衆衛生体制や地域の電力網、農業への負担が懸念されるとして、住民に不要不急の屋外活動を控えるよう呼びかけている。

朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は8月2日、平壌総合病院の上級医師へのインタビューを掲載した。

記事の中で医師は、暑い時期に健康を管理する「基本原則」は体温を下げることであると述べ、スイカ、ブドウ、キュウリ、マクワウリなどの農産物が特に適しているとした。

タンパク質については、魚や小豆粥に加え、「タンコギ(甘い肉)」として知られる伝統料理(犬肉スープ)を勧めた。

「体内でタンパク質が不足すると、免疫力が低下し、食欲も落ちる」

犬肉スープは朝鮮半島に古くから根付いているが、それに対する考え方は北朝鮮と韓国とで大きく異なっている。

韓国では「補身湯(ポシンタン)」として知られ、夏の暑さで失われた活力を回復させるという考えのもと、伝統的に一年で最も暑い時期に食べるものとされてきた。

しかし韓国ではここ数十年、若い世代を中心に、動物福祉の観点から、犬肉の消費が大幅に減少している。2024年には、食用を目的とした犬の繁殖、屠殺、流通、販売を禁止する法律が成立。施行までの3年間の猶予期間は、2027年2月に終了することになっている。

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