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世界の食料価格、4月は過去最高水準から小幅低下=国連機関

2022年05月06日(金)18時52分

 5月6日、国連食糧農業機関(FAO)が発表した4月の食料価格指数は158.5と、3月の過去最高水準から小幅に低下した。フランス北部のタンレブックで2021年7月撮影(2022年 ロイター/Pascal Rossignol)

[ローマ 6日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が6日発表した4月の食料価格指数は158.5と、3月の過去最高水準から小幅に低下した。植物油と穀物の価格が低下した。

3月は159.3から159.7に上方修正された。

FAOのチーフエコノミスト、マキシモ・トレロ・カレン氏は「指数の小幅な低下は、特に食料が不足している低所得国にとって歓迎すべきことだが、食料価格は依然として最近の高値付近で推移している。市場は引き続きタイトで、最も脆弱な層の国際食料安全保障の課題となっている」と述べた。

4月の同指数は前年同月比では29.8%上昇。ロシアのウクライナ侵攻の影響に対する懸念などが背景。

FAOは2022年の世界の小麦生産予測を先月時点の7億8400万トンから7億8200万トンに小幅に下方修正した。ウクライナの収穫面積が20%減少するほか、モロッコの生産が日照りで減少する見通しという。

ロイター
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