[ワシントン/メキシコ市 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは、バイデン大統領とメキシコのロペス・オブラドール大統領が29日に電話会談し、「建設的な」協議を行ったと明らかにした。

ホワイトハウスのサキ報道官は「対話の大半が移民問題に割かれ」、新型コロナ規制解除後に想定される移民の流入の抑制に向けた「調整に関する継続的な取り組み」について協議されたと述べた。

ロペス・オブラドール大統領もツイッターへの投稿で「友好的な」電話会談だったとし、エブラルド外相を週明けにワシントンに派遣し、両国間の協議を継続する意向を表明した。

また今回の電話会談は、ロシアのウクライナ侵攻を巡り米・メキシコが異なるアプローチを取る中で行われた。メキシコはロシアの侵攻を非難しつつも、対ロシア制裁を発動する欧米諸国と足並みをそろえることには消極的な立場を示している。

米政権当局者は、プーチン大統領が仕掛けた戦争は不当という「共通のビジョン」を米・メキシコが共有しているとした上で、「ロシア政府に代償を払わせるために、メキシコがわれわれに協力することを望んでいる」と述べた。

メキシコは、ウクライナからロシア軍の撤退を求める国連の決議を支持したものの、国連人権理事会におけるロシアのメンバー資格を停止する決議案の採決は棄権した。

また、メキシコ外務省によると、会談では中米からの移民抑制を目指した投資や、6月にロサンゼルスで開催される北米・中南米カリブ諸国による米州首脳会議に関する協議も行われた。

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