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国連安保理会合、生物兵器巡り西側がロシア非難 偽情報を拡散

2022年03月19日(土)15時59分

国連安全保障理事会は18日、ウクライナ情勢を巡って会合を開き、ウクライナ国内で生物兵器が開発されているとのロシアの主張に対し、西側諸国が偽情報などと非難した。写真はロシアのネベンジャ国連大使。3月18日、ニューヨークの国連本部で撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[国連 18日 ロイター] - 国連安全保障理事会は18日、ウクライナ情勢を巡って会合を開き、ウクライナ国内で生物兵器が開発されているとのロシアの主張に対し、西側諸国が偽情報などと非難した。

ロシアのネベンジャ国連大使は18日、ウクライナ国内に生物兵器計画が存在するという自国の主張について、関連資料を安保理と国連のグテーレス事務総長に資料を提出した。

ネベンジャ氏は「われわれは、米国防総省がウクライナ国内で行っている不法行為について、国際社会に情報を提供し続ける」と述べた。会合はロシアが要請。このテーマで安保理を開催するのは、ここ2週間で2回目となった。

英国のウッドワード国連大使はこうしたロシアの動きについて、偽情報でナンセンスだと批判。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は、国連はウクライナ国内における生物兵器の計画を認識していないと述べ、ロシアの主張を改めて否定した。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は「ロシアがウクライナの人々に対して化学兵器や生物兵器の使用を計画している可能性がある」と懸念を示した。

ロイター
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