ニュース速報

ワールド

サウジ、来年の歳出削減へ 経済はプラス成長を予想=暫定予算案

2020年10月01日(木)15時02分

 サウジアラビア政府は、来年の歳出規模を7.5%減の9900億リヤル(約2639億4000万米ドル)とする計画だ。リヤドで6月撮影(2020年 ロイター/AHMED YOSRI)

[リヤド/ドバイ 30日 ロイター] - サウジアラビア政府は、来年の歳出規模を7.5%減の9900億リヤル(約2639億4000万米ドル)とする計画だ。一方、新型コロナウイルスへの対応が改善することを見込み、経済は成長軌道に戻ると予想している。30日に公表された暫定的な予算声明で明らかになった。

サウジは、新型コロナの感染拡大に加えて、原油価格の下落や原油減産に見舞われ、今年は歳入が大幅に減少。経済収縮に直面している。

声明によると、サウジ政府は2020年の財政赤字を対国内総生産(GDP)比で12%と予想。来年については同5.1%と見込んだ。

歳出は2022年が9550億リヤル、2023年が9410億リヤルに減少。財政赤字の対GDP比は22年が3%、23年が0.4%に縮小すると予想した。今年の歳出は1兆0700億リヤルの見通し。

キャピタル・エコノミクスの新興市場担当シニアエコノミスト、ジェーソン・ターベイ氏は「政策当局は景気回復の促進に向けてあらゆる方策を検討する強調しているが、今後数年の一段の歳出減を見込んでいるということは、財政緊縮が今後も続くということだ」と指摘した。

声明は、今年の経済は3.8%のマイナス成長とし、国際通貨基金(IMF)の予想(マイナス6.8%)よりも楽観的な見方を示した。

2021年については、「(新型コロナ)パンデミックへの対応が引き続き改善するため」3.2%のプラス成長に回復すると予想した。

声明によると、今年の歳入は7700億リヤルとなり、9270億リヤルだった2019年との比較でおよそ17%減少する見通し。歳入は2021年には、8460億リヤルに増加するとの予想を示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米政府機関の一部が短期間閉鎖へ、予算案の下院採決持

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名

ワールド

焦点:トランプ政権、気候変動の「人為的要因」削除 

ビジネス

アングル:機内WiFiは必需品か、マスク氏とライア
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 6
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 7
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中