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スー・チー氏、ミャンマー新政権での肩書は持たない見通し=与党幹部

2016年03月22日(火)14時28分

 3月21日、ミャンマー与党・国民民主連盟(NLD)の幹部は、アウン・サン・スー・チー氏がNLD党首として新政権を統制すると述べ、発足する政権ではどのようなポストにも就かない可能性を示唆した。写真はネピドーで15日撮影(2016年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[ネピドー 21日 ロイター] - ミャンマー与党・国民民主連盟(NLD)の幹部は、アウン・サン・スー・チー氏がNLD党首として新政権を統制すると述べ、発足する政権ではどのようなポストにも就かない可能性を示唆した。

スー・チー氏は昨年11月の総選挙でNLDを圧勝に導いたが、軍事政権時代に制定された憲法の規定により、外国籍の家族を持つスー・チー氏は大統領になれない。

NLD報道官で幹部の一員であるゾー・ミン・マウン氏は20日遅く、ロイターに対し「ポストに就くことはあまり重要ではなくなった。米国では多くの著名議員が非常に大きな影響力を持っているが、政権では何のポストもない」と指摘。「それと同じことで、彼女(スー・チー氏)は党を率いるため、党がつくる政権を率いることになる」と述べた。

一方、スー・チー氏側近で大統領に先週選出されたティン・チョー氏は21日、選出後初めて公の場で演説し、議会が省庁の数を約3分の1減らして21省庁にしても公務員の雇用は守ると約束した。

改革により410万ドル超の費用を削減できるとした上で、浮いた分を医療や教育、農村発展のために充てるとした。

新政権の任期は4月1日から始まる。

*見出しを変更して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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