日経平均は続伸で5万5000円回復、原油急騰一服など好感 半導体株高い
3月11日、東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比776円98銭高の5万5025円37銭で取引を終えた。写真は2025年1月、東京証券取引所で撮影(2026年 ロイター/Issei Kato)
Hiroko Hamada
[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比776円98銭高の5万5025円37銭で取引を終えた。原油価格の急騰が落ち着いたことや米IT大手オラクルの好調な業績見通しが好感され、日経平均は節目の5万5000円を回復した。AI(人工知能)・半導体株が買われ、一時1500円近く値上がりする場面もあった。ただ、買いが一巡した後は上げ幅を縮め一進一退となった。
日経平均は前営業日比669円高でスタートした後、上げ幅を広げ、節目の5万5000円台を回復した。国際エネルギー機関(IEA)が同機関として過去最大規模の石油備蓄放出を提案したと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じ、WTI原油先物が軟化する中、買い圧力が強まった。
後場前半には1496円高の5万5745円38銭まで値上がりする場面があったが、買いが一巡した後は上げ幅を縮小。大引けにかけては5万5000円を軸にもみ合いとなった。
物色面では半導体関連や電線株などが大幅高となった半面、前日に引き続きソフトウェア関連は軟調だった。
市場では、中東情勢に関して「トランプ米大統領は原油価格動向を見ながら態度を変えてくるとみられるが、イスラエル、イラン側の発信は見通しが難しく、事態が収束したとは言い切れない」(丸三証券の投資情報部長・丸田知宏氏)との声が聞かれた。丸田氏は日経平均について「基本的には5万4000円―5万5000円での持ち合いを想定している。ただ、情勢次第では二番底を付ける可能性もある」と話している。
TOPIXは0.94%高の3698.85ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.94%高の1906.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆2986億7800万円だった。東証33業種では、非鉄金属、その他製品、海運など28業種が値上がり。銀行、保険、サービスなど5業種は値下がりした。
個別では、任天堂が大幅高。新作ゲームの出足が好調との思惑で買いが強まった。半導体材料の増産方針が好感されたJX金属も大幅上昇した。古河電気工業、フジクラも大幅高となった。指数寄与度の高いアドバンテストやソフトバンクグループも堅調。
一方、富士通やNEC、Sansanは軟調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1030銘柄(64%)に対し、値下がりが509銘柄(31%)、変わらずが56銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 55025.37 +776.98 54917.93 54,882.58
─55,745.38
TOPIX 3698.85 +34.57 3703.57 3,694.34─
3,741.16
プライム市場指数 1906.22 +17.79 1910.36 1,904.16─
1,928.02
スタンダード市場指数 1723.01 +19.23 1714.08 1,713.95─
1,734.66
グロース市場指数 1008.43 +9.57 1001.36 1,000.96─
1,018.33
グロース250指数 780.04 +7.51 774.29 773.93─78
8.08
東証出来高(万株) 286195 東証売買代金(億 72986.78
円)





