「米国売り」再燃、トランプ氏が欧州に追加関税 恐怖指数8週間ぶり高水準
写真はニューヨーク証券取引所(NYSE)で13日撮影。REUTERS/Brendan McDermid
Saqib Iqbal Ahmed
[ニューヨーク 20日 ロイター] - トランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを米国が取得するまで欧州8カ国に追加関税を課すと表明したことを受け、連休明け20日の序盤の取引で米株式のほか、米国債、米ドルが売り込まれた。トランプ氏が昨年4月に相互関税を発表した直後に見られた「米国売り」が再燃し、市場の不安心理を示すVIX指数は一時8週間ぶりの水準に上昇している。
トランプ大統領は17日、米国がグリーンランドを購入できるようになるまで欧州8カ国からの輸入品に10%の追加関税をかけると表明。これを受けEU各国は930億ユーロ相当の対米関税の発動などを含む報復措置の取りまとめに着手するなど、緊張が高まっている。
こうした中、20日の序盤の取引で米国株式が大幅続落。外国為替市場で米ドルが売られているほか、米国債も売られ、国債利回りは上昇している。投資家の不安心理を示す「恐怖指数」として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数は一時1.9ポイント上昇し、20.69と8週間ぶりの高水準を付けた。
バラスト・ロック・プライベート・ウェルス(サウスカロライナ州)のシニア・ウェルスアドバイザー兼ポートフォリオマネジャー、ジム・キャロル氏は「リスク指標は明確に反応している」と指摘。ただ、まだ「大騒ぎする水準」には達していないとの見方を示した。
19日の米金融市場はキング牧師生誕記念日のため休場だった。
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