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米ボーイング、777X認証試験の次フェーズ開始承認取得=報道

2025年11月11日(火)13時49分

写真は次世代大型旅客機「777X」の内部。2024年1月、インドのハイデラバードで撮影。REUTERS/Almaas Masood

[10日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは先週、ワイドボディ機「777-9」認証飛行試験の5つの主要フェーズのうち第3フェーズを開始するための承認を規制当局から得た。航空業界専門メディア「エア・カレント」が10日、複数の関係筋の話として報じた。

長期にわたって遅延している同機のプログラムにとって、1回の評価としては最大規模になるという。

ボーイングの広報担当者はロイターに宛てた電子メールで「われわれは全ての認証要件を満たすため連邦航空局(FAA)の監督の下で作業を続けている」と述べた。

FAAはロイターのコメント要請に今のところ応じていない。

次世代大型旅客機「777X」はボーイングの長期的なワイドボディ戦略にとって非常に重要だが、度重なる認証と生産の遅れにより納入が数年延期され、150億ドル以上の費用が発生し、同社の財務を圧迫している。

ボーイングは先月、777Xの納入開始時期を2027年に先送りすることを決定した。この遅延による損失計上額は約50億ドルに上る。

同社はまた、777-9の認証スケジュール評価を更新し、最初の納入は27年になると予測した。

ロイター
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