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豪CBA、第1四半期は2%増益 住宅ローンのシェア拡大が寄与

2025年11月11日(火)10時46分

写真はオーストラリア大手コモンウェルス銀行(CBA)のロゴ。10月15日。REUTERS/Hollie Adams

[11日 ロイター] - オーストラリア大手コモンウェルス銀行(CBA)が11日発表した第1・四半期(7-9月)決算は、外部監査を受けていない現金ベースの利益が約26億豪ドル(16億9000万米ドル)で、前年同期比で2%増えた。

住宅ローンとリテール預金のシェア拡大が背景。住宅ローン債権は93億豪ドル、リテール預金は178億豪ドルそれぞれ増加した。

一方手元現金や低リターンの流動性資産が膨らんだため純金利マージンは縮小した。金利低下の環境で市場の競争状況もより厳しくなっている。

マット・コミン最高経営責任者(CEO)は「競争激化の状況とそれが金融システムに与える影響を注視しており、われわれは適切に態勢を整え続ける」と述べた。

貸出債権の質は依然としてしっかりしている。計上した貸倒引当金は2億2000万豪ドルと融資残高の0.09%にとどまった。延滞債権比率は0.66%、企業向けの問題債権比率は0.94%だった。

営業経費は一時的要因を除いて4%増加した。

ロイター
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