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再送-日経平均は5日ぶり反落、米FOMC前の調整で 一時プラス転換

2025年09月17日(水)17時37分

 9月17日、 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比111円89銭安の4万4790円38銭で取引を終えた。都内の株価ボード前で4月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

(変換ミスを修正して再送します。)

Hiroko Hamada

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比111円89銭安の4万4790円38銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に持ち高調整の動きがみられ、売りが優勢となった。ただ、下値では買いも入り、プラス圏に浮上する場面もあった。

日経平均は150円安でスタートした後、下げ幅を広げ、一時290円安の4万4612円07銭まで値下がりした。売り一巡後は、半導体関連株の一角が買われ相場を押し上げ、日経平均はプラス転換した。ただ、前日に付けた史上最高値(4万5055円38銭)には届かず、後場後半にかけては再びマイナス圏での推移が継続。指数の明確な方向感はみられなかった。

市場では「足元で上昇していた銘柄を中心に売られ、短期的な調整が出ている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。

一方、山和証券の調査部部長・志田憲太郎氏は「前日の取引時間中に比べて円高が進んでいるわりには、日本株は底堅さもみられる」と指摘。

今週は日米で中銀会合の結果発表を控えているが、「イベントを通過した後、次の物色の方向感を探るような展開になりそうだ」(志田氏)とみられている。引き続き、AI(人工知能)関連が物色の中心となるのか、別のセクターがけん引するか注目されるという。

TOPIXは0.71%安の3145.83ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.71%安の1619.38ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆6178億8400万円だった。東証33業種では、空運、小売、輸送用機器が値上がり、非鉄金属、電気・ガス、保険など29業種は値下がりし、陸運は変わらずだった。

新興株式市場では、東証グロース市場250指数が0.29%安の763.49ポイントと、小幅に反落した。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロン、TDKが大幅高。資生堂やメルカリも堅調。一方、ソシオネクストやフジクラ、三井金属鉱業は大幅安だった。主力のトヨタ自動車は小幅高。

前日に、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントによる大量保有が分かったカルビーは8%超高と大幅上昇した。

プライム市場の騰落数は、値上がり312銘柄(19%)に対し、値下がりが1267銘柄(78%)、変わらずが40銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 44790.38 -111.89 44751.84 44,612.07─45,033.34

TOPIX 3145.83 -22.53 3154.92 3,133.95─3,158.05

プライム市場指数 1619.38 -11.63 1621.27 1,613.31─1,625.61

スタンダード市場指 1495.12 -7.22 1499.88 1,492.11─1,499.88

グロース市場指数 993.46 -3.90 995.47 989.45─999.63

グロース250指数 763.49 -2.25 764.31 760.03─768.53

東証出来高(万株) 207400 東証売買代金(億円 46178.84

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