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中国人民銀の金準備、10月も横ばい 6カ月連続購入見送り

2024年11月07日(木)18時45分

 7日公表の公式統計によると、中国人民銀行(中央銀行)の金準備は6カ月連続で横ばいだった。ロシア・クラスノヤルスク

[北京/ベンガルール 7日 ロイター] - 7日公表の公式統計によると、中国人民銀行(中央銀行)の金準備は6カ月連続で横ばいだった。ただ金価格上昇を背景にドル建ての価値は上昇した。

10月末時点の金準備は7280万トロイオンス。価格は9月末の1914億7000万ドルから1990億6000万ドルに増加した。

人民銀行は今年5月まで18カ月連続で金を購入していた。ワールド・ゴールド・カウンシルによると、2022年から23年にかけて活発化した世界の中央銀行による金購入は、24年は人民銀行の購入停止も影響し減速する見込み。ただ22年以前の水準は上回るという。

金価格は年初から約33%上昇している。ウィズダムツリーの商品ストラテジスト、ニテッシュ・シャー氏は、人民銀行が10月も購入を見送ったのは適正な価格水準を探っているためで、外貨準備戦略の変更ではないとの見方を示した。

人民銀行の準備金に占める金の割合は5.7%。4月は4.9%だった。

ロイター
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