米Ｗファーゴ、純金利収入の上振れを予想＝ＣＦＯ

米大手銀行ウェルズ・ファーゴ（Ｗファーゴ）のマイク・サントマッシモ最高財務責任者（ＣＦＯ）は１３日、純金利収入の上ブレを見込んでいると述べた。２００９年１月撮影（２０２３年　ロイター/Rick Wilking）

[ニューヨーク １３日 ロイター] - 米大手銀行ウェルズ・ファーゴ（Ｗファーゴ）のマイク・サントマッシモ最高財務責任者（ＣＦＯ）は１３日、純金利収入の上ブレを見込んでいると述べた。

従来予想では今年の純金利収入は２２年通期の４５０億ドルから１０％増加する見込みだが、サントマッシモＣＦＯはカンファレンスの講演で上ブレを確信しているとした。

一方、消費者全体は依然として健全だが、個人の債務返済能力を点数化したＦＩＣＯスコアが６６０未満の消費者はよりストレスを感じており、それ次第で商業用不動産、クレジットカード、自動車に関するローンを含む信用損失引当金が１─３月期の増加額（６億４３００万ドル）から一段と増加し、１０億ドル近くになるかもしれないとした。

また、人員削減が一段落したため、年末までに退職金として一時的な費用が発生する可能性があると警告した。