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スウェーデン中銀、0.5%利上げ 物価抑制へ「通貨高望ましい」

2023年02月09日(木)18時42分

 2月9日、 スウェーデン中央銀行は、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ3.0%とした。ストックホルムの同中銀で2016年8月撮影(2023年 ロイター/Violette Goarant)

[ストックホルム 9日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は9日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ3.0%とした。物価高が深刻との認識を示し、今後数カ月の間に追加引き締めがあると予想した。

中銀は声明で「インフレは過度に高く、上昇し続けてきた」と指摘。「一段の引き締めにより、高インフレが長引き、ひいてはさらに大幅な引き締めが必要になるリスクを抑えている」と述べた。

その上で、4月から保有する政府債の売却を加速する方針を示した。

中銀は今年少なくとももう1回利上げをし、その後はその水準を維持すると予想した。

家計はすでに物価高や金利上昇の影響を受けている。今年は景気の悪化が見込まれ、一部アナリストは国内総生産(GDP)が2%減少すると予想している。

通貨クローナは過去6カ月でユーロに対し約10%下落。中銀は「クローナが下げ続ければ、インフレ率を目標に持続的に戻すことが一段と困難になる」とし「現状では強いクローナが望ましい」とした。

中銀の政策発表を受けて、クローナは上昇している。

ロイター
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