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「不確実性に拍車かけるな」仏中銀総裁が警告、市場変動受け

2022年09月28日(水)02時15分

欧州中央銀行(ECB)メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は27日、金融市場を揺るがす不確実性に拍車をかけ、ボラティリティーを高めないように政策当局者は注意する必要があると述べた。7月12日撮影(2022年 ロイター/Benoit Tessier/File Photo)

[パリ 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は27日、金融市場を揺るがす不確実性に拍車をかけ、ボラティリティーを高めないように政策当局者は注意する必要があると述べた。

最近の市場変動について、安全資産としてのドル買いで説明できる部分もあるが、ビルロワドガロー総裁は英政府による「大規模な」経済・財政政策の発表が英国債利回りの急上昇を引き起こしたとも指摘。「不確実性に不確実性を加えないこと、そして軌道を維持することが重要だ」とした。

その上で、欧州の金融政策については物価の安定に焦点を当て、フランスの財政政策については国際的な協調を図りながら、歳出目標と債務削減に焦点を当て続けるべきとし「単独行動は逆効果だ」と語った。

ロイター
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