ニュース速報

ビジネス

サムスン電子、第1四半期は50%営業増益の見通し 半導体需要堅調

2022年04月07日(木)11時28分

4月7日、韓国のサムスン電子は、第1・四半期の営業利益が前年比約50%増加し、同四半期利益としては2018年以来の高水準になるとの見通しを示した。写真はサムスンのロゴ。ソウルで2017年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 7日 ロイター] - 韓国のサムスン電子は7日、第1・四半期の営業利益が前年比約50%増加し、同四半期利益としては2018年以来の高水準になるとの見通しを示した。半導体に対する需要が底堅かった。

第1・四半期の営業利益は14兆1000億ウォン(116億ドル)と予想。リフィニティブがまとめた市場予想は13兆3000億ウォン。

売上高は、前年比18%増加して過去最高の77兆ウォンになる見込み。こちらも市場予想を上回った。同社は4月28日に決算の詳細を発表する。

ケープ投資証券のアナリストは「サムスンの見通しが市場予想を上回ったのは、メモリーチップの出荷と価格が予想より良好だったためだろう」と指摘した。

半導体価格は第1・四半期に下落したものの、アナリストによると、堅調な需要に加え、メーカーが投資に慎重な姿勢を示し、生産拡張が抑制されたことから、予想以上に底堅かった。これがサムスン電子の利益全体の約半分を占める半導体部門を支援したとみられる。

調査会社トレンドフォースによると、データセンターで広く使われているDRAMチップの価格は第1・四半期に8%下落、ハイテク機器のデータストレージ向けNANDフラッシュメモリーチップは5─10%下落した。

インフレの高まりでパソコンやスマートフォンの需要が打撃を受ける可能性があることから、DRAM型の価格は第2・四半期も下落が続くとアナリストはみている。

一方、トレンドフォースによると、NAND型の価格はキオクシアホールディングスと米ウエスタンデジタルが共同運営する工場で2月に発生した原材料汚染の影響で、5─10%上昇する見込みという。同工場の問題もサムスンの業績に恩恵となった可能性が高い。

カウンターポイント・リサーチの試算によると、サムスンの第1・四半期スマートフォン出荷台数は7200万台と、前年同期比で約11%減少。最新の旗艦機種「ギャラクシーS22」の発表が例年より遅れたことが主に影響したとみられる。

カウンターポイントによると、S22シリーズは2月下旬の発売後、最初の1週間の世界販売台数が前機種「S21」を約5割上回った。3月末までに出荷されたS22シリーズは600万台強で、予想並みという。

*カテゴリーを変更して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、米との対立解消へ提案提出の見通し=米高官

ビジネス

モルガンS、有罪判決後も米富豪と取引継続 自殺の年

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、米株高で 主力株は総じて

ワールド

カナダ与党、野党議員1人加入で多数派に迫る カーニ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 2
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 3
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方...勝利のカギは「精密大量攻撃」に
  • 4
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 10
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではな…
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 7
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中