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独製造業PMI、2月改定値は60.7 輸出好調で3年ぶり高水準
3月1日、 IHSマークイットが発表した2月のドイツの製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は60.7となり、1月の57.1から大幅上昇。フランクフルトで2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 1日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2月のドイツの製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は60.7となり、1月の57.1から大幅上昇。2018年1月以来、約3年ぶりの高水準をつけた。速報値の60.6からも上方修正された。
多くの企業がアジア、中でも中国からの需要増を指摘。米国や欧州からの需要も好調で、輸出が2017年12月以来の好調を示した。
IHSマークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は、統計開始以来かつてないほどの企業が納期が延びたと報告しているとして、サプライチェーンへの圧力が強まっている点を指摘。「供給のボトルネックとそれによって起きる投入コストの急上昇が、インフレ上昇圧力につながる」と述べた。
同氏は、サプライチェーンの寸断で在庫補充がより困難となり、今後数カ月の生産を複雑にしている点にも注意を促した。それでも、長期的な先行き見通しは楽観的で、記録的な数の製造業者が今後12カ月間の生産増を見越しているという。