ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏にはデフレリスク、市場の緊張は緩和=イタリア中銀総裁

2020年05月29日(金)19時58分

 5月29日、ECB理事会メンバーのビスコ・イタリア銀行(中銀)総裁は、政策当局は新型コロナウイルス危機による突然の経済停滞がもたらしたデフレリスクに対処する必要があるとの認識を示した。写真はロンドンで2月代表撮影(2020年 ロイター)

[ローマ 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア銀行(中銀)総裁は29日、政策当局は新型コロナウイルス危機による突然の経済停滞がもたらしたデフレリスクに対処する必要があるとの認識を示した。

イタリア中銀の年次報告書公表にあたって同総裁は、デフレ圧力は強力かつ根強く、危機で債務負担がさらに重くなっている各国に脅威となっていると指摘。ECBは、すべてのセクターが緩和的金融環境の恩恵を受けられるよう、あらゆる手段を講じる用意がある、と述べた。

同総裁は「ユーロ圏全体で官民の債務が高水準に達した結果、物価と総需要の相互下落という危険なスパイラルを引き起こす可能性がある」と指摘した。

ECBをはじめ当局がこれまでとった対応について総裁は、市場の緊張抑制に機能し、その結果、3月に急拡大したイタリアとドイツの国債利回り差が縮小したと指摘。しかしスペインやポルトガル国債利回りと比べると、依然として開きがあると語った。

さらに、経済ファンダメンタルズからみて、この開きは妥当とは言えないと表明。イタリアの公的債務の持続性に疑念が生じているわけではなく、長期的な競争力回復を目的とした経済政策によってのみ不透明性は解消されるとの見方を示した。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国中銀、予想通り金利据え置き 為替安定へ緩和サイ

ワールド

情報BOX:主なトランプ発言、次期FRB議長巡り「

ワールド

中国、カナダとの協力深化に意欲 外相会談で

ワールド

EU、英と来週交渉開始 温室ガス排出量取引制度の連
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広がる波紋、その「衝撃の価格」とは?
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 6
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 7
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    年始早々軍事介入を行ったトランプ...強硬な外交で支…
  • 10
    高市首相の「解散総選挙」決断で、日本経済はどうな…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中