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トルコ、石油輸入先の急速な多角化困難 「製油所に適合せず」
2019年05月03日(金)03時49分
[イスタンブール 2日 ロイター] - トルコのチャブシオール外相は2日、米国によるイラン産原油の全面禁輸措置に関連して、石油輸入先の急速な多角化は困難との考えを示した。
外相は、一部の国の石油は国内製油所の規格に適合しないとした上で「石油輸入先を短期間で多角化することはできないと思う」と指摘。「石油を第三国から調達するとなれば、製油所の改修が必要だが、それには製油所を一定期間閉鎖せねばならず、コストがかかる」と語った。
ロイターの試算によると、米国がイラン産原油の禁輸制裁を復活した昨年11月以降の4カ月間で、トルコはイランから月間平均20万9000トンの石油を輸入。これは必要量の12%に相当する。
米政府は4月22日、イラン産原油の禁輸措置について、日本を含む8カ国・地域に対する適用除外措置を打ち切ると発表し、5月1日までに輸入を全面停止するよう求めた。撤廃後にイランから原油を輸入すれば米国の制裁措置の対象となる。
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