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ダウ小幅安、不安定な値動き継続 テスラ高い

2018年12月29日(土)07時56分

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は前日と同様、不安定な値動きとなる中、ダウ平均株価<.DJI>が小幅安、ハイテク株の多いナスダック総合指数<.IXIC>がほぼ変わらずで取引を終えた。週間では各主要株価指数とも今月に入り初の値上がりとなった。

全般的に神経質な取引に終始。「上下に振れる材料は山ほどある」(BB&Tウエルスマネジメント)中で、相場はプラス圏とマイナス圏を行き来するなど方向感に欠けた。ただ「この日を含め過去数日間、安値拾いの買いは入ってきており、取引可能な底値が形成されつつある」(ステートストリート・グローバルアドバイザーズ)という。

週間ではダウ平均が2.75%高。ナスダックが3.97%高。S&P総合500種指数<.SPX>は2.86%高。一方、月間ではS&Pが9%超安と、2009年2月以来の大幅な落ち込みを記録する勢い。

米中貿易摩擦を巡る懸念や政府機関の一部閉鎖といった政治的不透明さ、米企業業績への不安がマイナス要因として根強い。ただ最近の株安に伴いバリュエーションは一段と落ち着いてきているほか、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ動向について市場は以前より信頼感を取り戻している点はプラス要因として捉えられるという。

個別銘柄では、電気自動車(EV)のテスラが5.6%高。オラクル創業者のラリー・エリソン氏と、ドラッグストアチェーン大手、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの国際人事部門責任者、キャサリーン・ウィルソン・トンプソン氏を独立取締役に任命した。

パソコン大手のデル・テクノロジーズはこの日ニューヨーク証券取引所に再上場した。創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO)が非公開化してから約6年ぶりとなる。クラスC株は46ドルで寄り付き、リフィニティブのデータによると時価総額は160億ドルとなった。終値は45.43ドル。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.97対1の比率で上回った。ナスダックでも2.23対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約80億株。直近20営業日の平均は92億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 23062.40 -76.42 -0.33 23213.6 23381. 22981. <.DJI>

1 88 33

前営業日終値 23138.82

ナスダック総合 6584.52 +5.03 +0.08 6616.79 6684.1 6529.2 <.IXIC>

8 2

前営業日終値 6579.49

S&P総合500種 2485.74 -3.09 -0.12 2498.77 2520.2 2472.8 <.SPX>

7 9

前営業日終値 2488.83

ダウ輸送株20種 9109.13 -45.11 -0.49 <.DJT>

ダウ公共株15種 711.94 +1.05 +0.15 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1147.37 +7.88 +0.69 <.SOX>

VIX指数 28.34 -1.62 -5.41 <.VIX>

NYSE出来高 9.57億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19960 + 120 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 19915 + 75 大阪比 <0#NIY:>

ロイター
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