最初に断っておくが、この記事にはネタバレが含まれる。

人気作家ヴェリティ・クロフォード(アン・ハサウェイ)に、トーク番組の司会者が聞く。「愛する家族にこれほど美しい生活を提供できるなんて、どんな気持ち?」

映画『ヴェリティ/真実』はコリーン・フーバーの同名ベストセラー小説が基になっている(邦訳・二見書房)。ヴェリティと夫のジェレミー(ジョシュ・ハートネット)、若い女性ローウェン(ダコタ・ジョンソン)をめぐるサイコサスペンスだ。

売れない作家のローウェンに仕事の依頼が舞い込む。交通事故で負傷したヴェリティに代わり、ゴーストライターとして彼女の人気シリーズを執筆してほしいというのだ。

原作ファンは期待していい。濃厚な性描写や現実離れしたどんでん返しで知られるフーバー作品の中でも、『ヴェリティ』はぶっ飛んでいると評判の一冊。映画はマイケル・ショウォルターが監督を務め、スターが顔をそろえた。

富裕層を描く映画に欠かせないお宅拝見の要素からして、本作は期待をはるかにしのぐ。

クロフォード家の住まいはミッドセンチュリー様式の豪邸。まるで実用性がなさそうな三角形の飾りが屋根に並び、室内には巨大な岩がいくつも使われている。ばかばかしいほど奇抜なインテリアは目に楽しく、財力と物語の荒唐無稽な世界観を象徴する。

最初のどんでん返しはヴェリティの衝撃的な「告白」
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