上空を飛行する多数の小型ドローン。それぞれが独立して動いているように見えるが、実際には互いに情報を共有しながら、同じ標的に向かっている。
トルコの防衛企業STMは今月、軍事演習「Ateş Serbest 2026」で、20機の自爆型ドローン「KARGU(カルグ)」による同時攻撃を実演したと発表した。
演習が行われたのは、首都アンカラ近郊のポラトルにある射撃・演習場だ。
STMによると、20機のドローンは1人の操縦者の管理下で自律的に飛行。互いに通信しながら標的の情報を共有し、攻撃地点に近づくと10機ずつの2つのグループに分かれた。
そして、模擬敵部隊を想定した標的に一斉に突入。対人用の弾頭を使い、標的の破壊に成功したという。
注目されるのは、20機を人間が1機ずつ操縦しているわけではないことだ。
ドローン同士がリアルタイムで情報を共有し、標的の識別や攻撃の役割分担を行う「スウォーム(群れ)」技術が使われている。
こうした攻撃は、多数のドローンを同時に送り込むことで、防御側の迎撃能力を圧迫することを狙っている。
STMは今年5月にも、別の軍事演習で20機による実弾攻撃を実施している。今回の実演は、こうした技術が繰り返し演習で披露される段階に入ったことを示している。
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