Sam Li Lewis Jackson
[北京 13日 ロイター] - 13日アジア時間の原油先物は1ドル超下落。今年の需要見通し引き下げが重しとなる一方、中東紛争に伴う供給制約が下値を支えている。
北海ブレント先物は0100GMT(日本時間午前10時)時点で1.29ドル(1.5%)安の1バレル=87.69ドル。米WTI先物は1.30ドル(1.6%)安の81.97ドル。
石油輸出国機構(OPEC)は12日公表した月報で、2026年の世界石油需要の見通しを日量58万バレル増に引き下げた。
国際エネルギー機関(IEA)も同日、26年の石油消費が日量160万バレル減少するとの見通しを示した。前月の予測では同100万バレル減としていた。中東紛争で燃料供給が制限され、価格上昇によって需要が抑制されているためとした。
米原油在庫が予想外に増加したことも原油価格の重しとなった。米エネルギー情報局(EIA)によると、8月7日までの週の原油在庫は1740万バレル増加し、2023年1月以来の大幅な積み増しとなった。アナリストは140万バレルの減少を予想していた。
それでも、イランと米国の戦闘終結に向けた協議が行き詰まっていることから、価格は高止まりしている。
ホルムズ海峡とバベルマンデブ海峡では11日に船舶が攻撃を受け、同地域からの原油供給に依然としてリスクが残ることが浮き彫りになった。
海通期貨のアナリストはリポートで「これらの海域における航行の安全状況はさらに悪化しており、船舶は信号を切ることを余儀なくされている。これによって輸送の透明性が低下し、市場が実際の供給量を追跡・評価することが難しくなっている」と指摘した。