Paige Taylor White Ed White
[ペンティクトン(加ブリティッシュコロンビア州) 12日 ロイター] - カナダ西部のブリティッシュコロンビア(BC)州で2週間近く続く山火事「ボールドレンジ」で、有数のワイン産地ではブドウが煙にさらされ、収穫前の果実は腐り、5万頭の家畜が避難命令の出された地域に取り残された。
避難したライトニング・ロック・ワイナリーのオーナー、ロン・クベック氏は、ワイン産業への影響は数年続くとの見方を示した。
山火事の煙にいぶされたブドウには煙の臭いが染み込み、ワインの生産に使用できなくなってしまったという。
また、来年もブドウの木が実をつけるためには、使えないブドウを収穫して処分しなければならず、費用はさらにかさむ。今後数年間で販売できるワインが5000ケース以上も減ることになると見込んだ。
今回の山火事では少なくとも1人が死亡、ブリティッシュコロンビア州全体で今夏最多となる2万人以上が自宅からの避難を余儀なくされた。
同州では11日朝の時点で101件の山火事が発生しており、年初からの発生件数は904件に上る。
避難命令の出された州南部内陸のサマーランド地区で、取り残された家畜を避難させるため他の牧場からやってきたカウボーイは、州全域で牧場主たちが助け合い、家畜の避難や保護に尽力していると語った。