Nishit Navin Jayshree P Upadhyay

[12日 ロイター] - 米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、インドの金融サービス会社ジオ・ファイナンシャル・サービシズ傘下のノンバンク融資会社であるジオ・クレジットの株式を最大49.9%取得する。BofAとジオ・ファイナンシャル・サービシズが12日発表した。

取引額は1826億8000万ルピー(19億2000万ドル)。BofAは急成長するインドの金融セクターで事業拡大を図る。

この取引により、近年続いているインドの銀行およびノンバンク金融会社への外国からの大型投資の流れがさらに強まりそうだ。インドでは融資需要が旺盛であり、貸出債権の延滞率も低水準にとどまっている。

両社の発表によると、BofAは第三者割当増資による株式および新株予約権(ワラント)の引き受けを通じて、ジオ・クレジットの共同事業パートナーとなる。

ロイターの試算によると、この取引でジオ・クレジットの企業価値は約38億ドルと評価されている。

BofAはまずジオ・クレジット株の26.5%を取得し、その後ワラントの行使によって保有比率を最大49.9%まで引き上げる可能性がある。

取引の一環として、ジオ・クレジットは最大661億3000万ルピー相当の株式と、最大1165億5000万ルピー相当のワラントをBofA向けに発行する。

BofAのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は「ジオ・ファイナンシャル・サービシズの規模、地域に根差した専門知識、顧客基盤と、バンク・オブ・アメリカのグローバルなネットワーク、デジタル分野での経験、そして約250年にわたる銀行業界でのリーダーシップを組み合わせることで、金融サービスへのアクセス拡大を支援するとともに、インド経済の持続的成長を後押しできると考えている」と述べた。

ジオ・クレジットはインドで最も急成長しているノンバンク金融会社の1社であり、事業開始から2年を経た今年6月末時点の運用資産残高は30億ドルを超えている。

BofAによると、この出資によりジオ・クレジットは成長を支える資本を確保できるほか、世界的金融機関の専門知識も活用できるようになる。

ジオ・ファイナンシャルは、インドの大富豪ムケシュ・アンバニ氏が率いるリライアンス・インダストリーズから分離して2023年に上場した企業であり、デジタル融資、決済サービス、保険仲介、資産運用サービスなどの事業を展開している。

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