[パリ 12日 ロイター] - ここ数カ月間にフランスを襲った熱波により、直接・間接的な経済損失が100億─150億ユーロ(170億ドル)に達する可能性があると、バルビュ環境相が12日、明らかにした。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)の試算を引用し、熱波の時期はまだ終わっていないと述べた。
同氏は、2022年の干ばつによる直接・間接的な損失は56億ユーロだったが、今年の熱波はそれよりも長く激しくなっており、森林火災がより広範囲となっているほか、農業生産の落ち込みも大きいと指摘。
また、干ばつの継続で4万人超が断水に直面していると述べた。
エコノミストや研究者らは、今夏の欧州の記録的な暑さと干ばつによる損失が数千億ユーロに上る可能性があると試算している。地球温暖化由来の異常気象が電力供給、海運、公衆衛生に混乱をもたらしているためで、今季は山火事により欧州で観測史上最悪のシーズンとなる恐れがあるという。