Phil Stewart
[パナマ市 12日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は12日、西半球で志を同じくする国々による軍事協力を柱とする麻薬対策連合にコロンビアを迎え入れた。同国で先週、保守派の大統領が就任したことを受けた。
ヘグセス氏は退役少将であるモラ・コロンビア新国防相との会談を前に、コロンビアが「テロリストとテロネットワークを壊滅させるための共同軍事作戦」を承認したとも明らかにした。
いわゆる「米州反カルテル連合」の会合がこの日、パナマで開催された。パナマ運河はトランプ米大統領の中南米政策で早くから焦点となってきた。
米国はその後、この政策を劇的に拡大。昨年9月には麻薬密輸船とみられる船舶への軍事攻撃を開始し、これまでに200人超が死亡したほか、今年1月には米国主導の特殊作戦部隊による急襲でベネズエラのマドゥロ大統領を追放した。
米国による攻撃は国際刑事裁判所(ICC)が扱うべき戦争犯罪に当たると批判する声もあるが、ヘグセス氏はICCを非難し、パナマでの会合に出席した連合加盟国にICCからの脱退を促した。
また、麻薬密売人を国際テロ組織アルカイダや過激派組織イスラム国(IS)のテロリストになぞらえた。
ヘグセス氏はパナマ市のホテルで演説し、刷新した「モンロー主義」を打ち出した。モンロー主義は19世紀に米州全域での米国の優位を主張した政策で、批判的な立場の人々は数十年に及ぶ米国の介入と結び付けている。同氏はこれを、トランプ氏の名前をもじって「ドンロー主義」と呼んだ。
ヘグセス氏は、麻薬密売人や外国からの影響力を含む「外部の脅威から、われわれは半球を守る」と表明した。