Jakob Van Calster

[12日 ロイター] - オランダの大手銀行ABNアムロは12日、2026年の商業部門の純金利収入(NII)見通しについて、従来の64億ユーロから68億ユーロ(78億ドル)に上方修正した。第2・四半期の業績が予想を上回ったことを受けた。

同行の株価はユーロネクストで一時約5%上昇し、上場来高値を付けた。

第2・四半期のNIIは17億ユーロとなり、同行がまとめたアナリスト予想の16億4000万ユーロを上回った。

マルグリット・ベラール最高経営責任者(CEO)は声明で「オランダ経済は堅調な家計支出と消費者信頼感の改善に支えられ、引き続き強靭性を維持している。不確実性は依然として高く、エネルギーショックによるインフレへの影響がまだ完全には表れていないため、9月にさらなる利上げが行われると予想している」とした。

第2・四半期の純利益は前年同期比約30%増の7億8000万ユーロとなり、市場予想を1億ユーロ以上上回った。最近買収した事業が収益を押し上げたほか、コスト削減も進んだ。

銀行の資本の強さを測る主要指標である普通株式等Tier1(CET1)比率は15.9%と余裕のある水準にある。ベラール氏は記者会見で、新たな買収対象を探すよりも、既に実施した買収の成功を確実にすることに当面注力する考えを示した。

収益の約7割を占めるNIIは、オランダの住宅ローンに大きく依存している。ABNアムロの最高財務責任者(CFO)は記者会見で、2年間の力強い成長の後、「市場は鈍化する」と予想したものの、住宅価格が上昇を続けているため、同行のバランスシートに重大な影響は見られないと語った。

営業費用も市場予想を上回る改善を示した。6月末時点の費用収益比率は53.7%となり、1年前の61.5%から低下。同行の28年目標(55%未満)よりも良好な水準となった。

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