稲本はアーセナルと契約(01年)
稲本はアーセナルと契約(01年) REUTERS

稲本とは何かと縁がある

Jリーグでガンバが初勝利を挙げた後、僕は日本サッカー界のレジェンドである監督の釜本邦茂とサムズアップを交わした。その前には釜本に縁のあるサッカーショップへ行き、同僚が僕のためにサッカー用品を買ってくれた。その日の午後にガンバ・ユースチームの練習に参加するためだ。

ユースの練習で、僕は「ジュンイチ」という名の、背が高くて並外れた才能を持つ14歳の選手と一緒にプレーした。「この子、僕よりうまい」と思った。向こうも明らかにそう思っていた。僕がパスを要求しても、彼は僕にパスするふりをして、相手の重心が傾いたところで反転し、前へ進む。それを何度も繰り返す。

僕はあの少年が、後に日本代表になった稲本潤一だと90%確信している。もしそうなら、この瞬間は僕のサッカー人生の頂点だったことになる。何しろ、稲本のおとり役としてプレーできたのだから。

その後、稲本は僕の人生に何度も現れる。稲本は僕が心からサポートするアーセナルへ移籍した。彼がガンバを離れる直前のFC東京戦を、僕はスタジアムで見た。彼は決勝点を決めた。さらに僕がフロンターレを応援し始めたとき、稲本はそのチームにいた。

フェアプレーだけでは難しい?
【関連記事】