Jリーグが大人になった

一旦イギリスに帰国した後で日本を訪れるうち、僕は川崎フロンターレを心から愛するようになった。常にあと一歩のチームだったが、17年に初めてリーグ優勝を果たした。それは僕の人生で最も幸福な日々と重なっていた。しかも僕が生観戦した試合で、フロンターレは一度も負けなかった。

こんな「サッカー的浮気性」のおかげで、僕は日本サッカーについて多様な経験ができた。99年の年間王者を決めるチャンピオンシップは、ジュビロ磐田と清水エスパルスの静岡ダービーとなった。その試合を見て、僕はJリーグが大人になったと思った。

緊張感があり、ドラマがあり、スタイルのぶつかり合いがあり、素晴らしいプレーもあった。険悪な空気の中で、1人のファンが係員によって別の場所へ移されるのも目にした。

僕が日本で目にした観客のトラブルは、その程度だった。それも僕が日本サッカーを愛する理由の1つだ。イギリスはおぞましいフーリガンの時代をほぼ乗り越えたかもしれないが、下劣なチャント(応援コール)や侮辱的なジェスチャーは今も珍しくない。

ガンバ大阪での経験は素晴らしいものだった。日本サッカーの船出を間近に見ることができたのだから(僕はガンバにインターンとして受け入れてもらえたのだ。仕事らしい仕事は何もできなかったのだが)。

稲本とは何かと縁がある
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