民主党の希望は「州知事」? 「勝てない州」で勝ち切る新リーダーたち
BLUE GOVS TO THE RESCUE
中間選挙が来年に迫るなか、党を代表する声として、再び民主党知事らが脚光を浴びることになりそうだ。
それとともに、2028年米大統領選の民主党候補は、伝統の上院議員枠(ジョー・バイデン前大統領やバラク・オバマ元大統領がいい例だ)ではなく、ビル・クリントン元大統領のように州知事枠から登場する可能性が一層高まっている。
勝てるメッセージを発信
「(州知事職は)演説をして、議会で票を投じるだけではない。実行力が問われる」と、民主党知事協会(DGA)のメーガン・ミーハンドレイパー理事長は本誌に語る。
「党の組織体制が、州レベルの選挙や州知事を重視したものになるよう私たちは懸命に努力している」
転職を繰り返すのが当たり前の政治業界では珍しく、ミーハンドレイパーは10年以上、DGAで仕事をしている。かつては連邦レベルの選挙戦に従事していたが、「型にはまった」スタイルに幻滅した。
激戦州から共和党優勢に変貌したフロリダ州出身者として、州政治での競争力喪失の結果を間近で目撃してきたからこそ、軌道修正を使命と考えている。





