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終結へ動き始めたウクライナ戦争、トランプの「仲介」でやはりプーチン総取りに終わるのか

Map Shows Areas Ukraine Could Swap With Russia

2025年2月13日(木)16時32分
マヤ・メーララ/ジョン・フェン

ロイター通信によれば、ロシア側は将来の和平交渉の一環として領土交換を行う(つまりロシアも奪った領土を返す)というウクライナ側の提案を即座に拒否、和平交渉は難航しそうだ。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は12日にこの領土交換案について「不可能だ。ロシアは領土の交換を議論したことは一度もないし、今後も議論しない」と述べた。

ゼレンスキーはガーディアン紙のインタビューの中で、トランプの仲介によってロシアとの交渉が実現した場合、ウクライナは「一つの領土を別の一つの領土と交換する意思がある」と表明。

ロシア側が占領しているウクライナの領土のうち、どの領土の返還を求めるかについては「分からない。領土は全て重要であり、優先順位はない」と語った。

ウクライナは領土交換を予期していたかのように2024年8月6日、ロシア西部のクルスク州に奇襲攻撃を実行し、同州の広い地域を掌握した。ロシアはその後、ウクライナ軍が占領した地域の約半分を奪還している。

ロシアは2014年にウクライナ南部のクリミア半島を、2022年にはウクライナ東部と南部のドネツク州、ヘルソン州、ルハンシク州とザポリージャ州の一方的に併合。ウクライナは領土交換でこれらの領土の返還を求める可能性がある。

米シンクタンク「外交問題評議会」のデータベース「グローバル・コンフリクト・トラッカー」によれば、2025年の時点でロシアはウクライナの領土の約20%を占領している。

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