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感染症対策NZ、入国規制除き社会的距離など全措置を解除 新型コロナ感染17日間ゼロに
ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相(写真)は、新型コロナウイルス感染防止のため導入した措置について、入国規制以外全てを解除すると発表した。ニュージーランドのウェリントンで、2019年12月撮影(2020年 ロイター/Yiming Woo)
ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は8日、新型コロナウイルス感染防止のため導入した措置について、入国規制以外全てを解除すると発表した。
保健省はこの日、国内の最後のウイルス感染者が回復したと発表。新規感染者も17日連続で出ていない。
首相は記者会見で、8日深夜から警戒態勢を「レベル2」から「レベル1」に引き下げ、ソーシャルディスタンス(社会的距離)などの制限を解除すると説明した。
人々が集まるイベントは通常通り開催が可能になり、小売りや観光業、公共交通も通常のように再開する。
首相は「より安全でしっかりとした状態になった」と強調し、新型コロナ感染拡大前の状態に戻るのは簡単ではないが、国内経済の再建に向け取り組みを行う姿勢を示した。
また、「国内感染を現時点で取り除いたと確信しているが、今後も努力を続ける必要がある」と説明した。
国内で2月下旬に最初の感染者が確認されて以降、感染者の合計は1154人、死者は22人となっている。
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