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韓国の女性たち、怒り心頭 生理用ナプキンに化学物質で健康被害

2017年9月6日(水)18時37分
杉本あずみ


8月28日、謝罪文と共に返金を開始したケックッタンナラ社だったが、女性たちの怒りはおさまらいようだ。まず、返金方法だが、サイトを通じ個人情報や購入場所、サイズや製品名によって返金価格にばらつきがあるとして不満の声が集まっている。

また、後遺症についても深刻な問題となっている。使用後、体調不良を訴える女性の数は3900名にものぼり、なかでも66%が生理周期が変化したと答えた。1〜2か月の変化だと回答したのは23%、3か月以上10%、中には6か月以上だと答えた人も12%にも上った。さらに、86%の人が経血の量が減った、もしくは生理期間の日数が短くなったと答えた。現在、オンライン上の「リリアン商品関連被害者の集団訴訟」のメンバーは5662名(8月31日現在)にも及んでいる。

【参考記事】垢すりで乳がん発見? 韓国乳がん学会と沐浴管理士連合会が協力

女性にとっては必需品の生理用ナプキン。統計によると、女性一人が一生のうちに40年間使い続け、消費量はなんと1万枚にも及ぶといわれている。1か月のうちに数日間肌に密着させている製品だけに今回の発表は衝撃が大きかった。食品医薬品安全処は、リリアンだけでなく発売中の生理用ナプキンブランド全ての調査を行うと発表した。しかし、韓国女性たちの不安はいまだぬぐいされておらず、騒動はいまだ続いている。この調査結果によりこれから他のブランドからも有害物質が発見されないことを願うばかりである。

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