最新記事

領土問題

中国が南シナ海の島に民間投資呼び込み、定期航空便も開始へ

各国が領有権を主張する地域で着々とプレゼンスを高めていく

2016年1月15日(金)20時46分

国威発揚  1月15日、中国は領有権争いが続く南シナ海で実効支配する島々について、インフラ建設のため民間からの投資を呼び込む考えを示した。写真は香港でベトナムに抗議する市民ら。2014年5月撮影(2016年 ロイター/TYRONE SIU)

 新華社によると、中国は領有権争いが続く南シナ海で実効支配する島々について、インフラ建設のため民間からの投資を呼び込む考えを示した。また、こうした島の1つで、年内に定期航空便の運航を開始するという。領有権を主張するフィリピンなどが反発を強めそうだ。

 中国政府は2012年、西沙諸島(パラセル諸島)の永興島(ウッディー島)に「三沙市」を新設。三沙市は西沙諸島などを管轄しているが、「市」とは言っても、定住者はわずか数千人に過ぎない。

 新華社によると、三沙市の副市長は民間からの投資を歓迎すると強調。「官民パートナーシッププログラムを始動させる」としている。

 また副市長は、「海洋救急医療センターの計画と建設も推進する。海底光ケーブルを敷設し、年内に利用可能にする。WiFiが居住者のいる島々や岩礁を網羅する」と述べた。永興島の空港で、今年中に定期航空便の運航を始めるとも明かしたが、詳細は明らかにしなかった。

[北京 15日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニュース速報

ビジネス

EU離脱に伴う費用補償、英工場投資拡大の条件=日産

ビジネス

米墨の貿易深化は両国に恩恵、TPPはNAFTAに立

ビジネス

財政規律の順守必要、ECB追加緩和はリスク伴う=独

ワールド

NY郊外でラッシュ時に列車衝突、少なくとも1人死亡

MAGAZINE

特集:進化する中国軍

2016-10・ 4号(9/27発売)

高学歴人材、最新鋭兵器、洗練された組織......。かつてのイメージを覆す人民解放軍の知られざる変貌

人気ランキング

  • 1

    アーティスツ(1):会田誠の不安、村上隆の絶望

  • 2

    オーストラリア南部の州全土が停電、再生エネルギーに過度の依存へ疑問符

  • 3

    ようやく金正恩氏への「遠慮」をやめた韓国の政治家たち

  • 4

    ブルキニを禁じたフランスのパリがヌーディスト解禁へ

  • 5

    OPECが1日25万バレル以上の減産で合意、8年ぶり

  • 6

    スマホに潜む「悪魔」が中国人を脅かす

  • 7

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 8

    トランプvsクリントンTV討論会、視聴者数は過去最多の8400万人

  • 9

    最近、中国経済のニュースが少ない理由

  • 10

    期待を遥かに超えるアクロバットな舞台、スーパー僧侶たちの『スートラ』初来日

  • 1

    クルーニー夫妻、虐殺でISISを告発。「覚悟はできている」

  • 2

    エジプトの過激派にナチスからの地雷の贈り物

  • 3

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 4

    中国機内誌が差別的記述、撤回しても消せない傍若無人ぶり

  • 5

    安楽死が合法的でなければ、私はとうに自殺していた

  • 6

    討論初戦はヒラリー圧勝、それでも読めない現状不満層の動向

  • 7

    ロシアの最新型原潜、極東に配備

  • 8

    米テレビ討論、クリントン「二重の負担」で不利

  • 9

    ヨーロッパを追われアメリカに逃れるロマの人々

  • 10

    アーティスツ(1):会田誠の不安、村上隆の絶望

  • 1

    金正恩「公式行事での姿勢が悪い」と副首相を処刑

  • 2

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 3

    クルーニー夫妻、虐殺でISISを告発。「覚悟はできている」

  • 4

    中国で性奴隷にされる脱北女性

  • 5

    改めて今、福原愛が中国人に愛されている理由を分析する

  • 6

    蓮舫氏へ、同じ「元・中国人、現・日本人」としての忠言

  • 7

    シロクマに包囲され逃げられないロシア観測隊、番犬犠牲に

  • 8

    「スタバやアマゾンはソーセージ屋台1軒より納税額が少ない」オーストリア首相が猛批判

  • 9

    「お母さんがねたので死にます」と自殺した子の母と闘った教師たち

  • 10

    核攻撃の兆候があれば、韓国は平壌を焼き尽くす

 日本再発見 「東京のワンテーマ・ミュージアム」
アンケート調査
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

0歳からの教育 育児編

絶賛発売中!

コラム

パックン(パトリック・ハーラン)

盛り土は気になるけど、北方領土もね!

辣椒(ラージャオ、王立銘)

スマホに潜む「悪魔」が中国人を脅かす

STORIES ARCHIVE

  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月