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聖地争奪戦で宗教戦争が激化か

2014年11月14日(金)12時44分
マルク・シュールマン(歴史家)

 パレスチナ人は聖地が侵害されることには非常に敏感だ。過去にもユダヤ教徒の挑発的な行動がたびたびパレスチナ側の激しい抵抗運動を招いてきた。

 穏健派で鳴らすパレスチナ自治政府のアッバス議長も警戒感を募らせ、聖地の冒とくを防ぐために「必要なあらゆる手段」を取るよう同胞に呼び掛けた。

 混乱が広がれば、民族的な対立が宗教対立に深化する可能性もある。歴史的に見て、民族紛争は解決可能だが、宗教をめぐる紛争は厄介極まりない。

 既に宗教戦争の段階に入っているとの見方もあれば、中東紛争は最初から宗教戦争だったと言う人もいる。そうした見方が誤りであることを祈りたい。

[2014年11月18日号掲載]

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