最新記事
カルチャー

エミー賞の授賞式で、ニコラ・コクランを「完全無視」...男女の行動が物議 「わざと?」「失礼すぎ」

Why Fans Are Seeing Red Over This Nicola Coughlan Red Carpet Moment

2024年9月21日(土)19時23分
マギー・エクバーグ
エミー賞でのニコラ・コクランへの扱いに批判殺到

ニコラ・コクラン(2024年6月) Fred Duval / SOPA Images via Reuters

<エミー賞の授賞式に登場した女優ニコラ・コクランだったが、何人かの人物がとった行動が「彼女に失礼すぎる」と怒りの声が上がっている>

女優のニコラ・コクランがエミー賞のレッドカーペットに登場し、シルバーのドレス姿で写真撮影に応じた。しかし、彼女がポーズを取っているその前を、まるで彼女の存在を無視するかのように何人かの男女が横切っていく様子がカメラに収められ、「失礼すぎる」と怒りの声が上がっている。これにはコクランも少し困惑したような表情を浮かべていた。

■【動画】エミー賞の会場で、女優ニコラ・コクランの存在を「完全無視」する男女の行動に「失礼すぎる」と怒りの声

コクランは、ドラマ『プロジャートン家』への出演で知られるアイルランド出身の女優。過去には自身の体形について批判的な声を向けられることに悩んでいたとも告白しているが、それでもボディポジティブなメッセージを発信し続けている。

そんなコクランは9月15日、ロサンゼルスで開催されたエミー賞授賞式に近未来的なシルバーのドレスで華やかに登場した。ところが、彼女がレッドカーペットでカメラに向かってポーズを取ろうとすると、数人の出席者が次々と彼女の前に割り込んできた。この時の様子を捉えた17秒の映像がX(旧Twitter)に投稿されると、瞬く間に拡散した。

映像には、カメラの目の前を平然と歩くカップルや、カメラマンに追い払われる別の出席者が映っている。彼らが誰なのかは不明だが、その無神経さにファンの怒りが爆発した。

「歩いてきてカメラの前で立ち止まるなんて、マナーはどうなっているの?」「すごく失礼」「あの高齢の人たちは、どうして彼女がそこにいないかのように歩いているのか」といった声が寄せられている。

「レッドカーペットには通常、このような状況を避けるために、パネルの後ろに裏ルートがあるのでは? それとも、この老人たちはわざと失礼なことをしているだけなのか」という意見もある。

コクラン本人はハプニングより大スターとの対面に興奮

こうしたハプニングにもかかわらず、コクランはすぐに冷静さを取り戻し、カメラに向かって笑顔を振りまいた。プラバル・グルンのディスコボール風のドレスは、裾が広がったバブル形のトップスで、アクセサリーはガザでの停戦を訴えるバッチと、デビアスの繊細なジュエリーを合わせた。

レッドカーペットを歩いた後、テレビ番組「アクセス・ハリウッド」の取材に応じたコクランは、ある「スター」と対面したことを語った。「写真撮影のとき、左を見たらジェニファー・アニストンが私のすぐ横に立っていたの」とコクランは興奮交じりに話した。

「彼女の声を聞いてはっとした! 普段は平気なんだけど、彼女はレイチェル(ドラマ『フレンズ』での役名)だもの」

今年のエミー賞授賞式は、1月に開かれた第75回に続いての開催となった。前回は当初は2023年9月に予定されていたが、脚本家と俳優のストライキのために延期された。

ニューズウィーク日本版 脳寿命を延ばす20の習慣
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月28日号(10月21日発売)は「脳寿命を延ばす20の習慣」特集。高齢者医療専門家・和田秀樹医師が説く、脳の健康を保ち認知症を予防する日々の行動と心がけ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

マツダと日鉄、車体開発初期から連携 鋼材集約発注で

ビジネス

アングル:金の高騰、新たな局面に「FOMO」買い浮

ワールド

インド、ロシア産原油輸入を大幅削減へ 米の新たな制

ワールド

高市首相、ASEAN・APEC首脳会議出席で調整中
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 8
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 9
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中