最新記事
ファッション

キム・カーダシアン、コルセット姿で「完璧を超えた」ボディを披露...「非現実的な美」を推奨するなと批判も

Kim Kardashian corset photo slammed

2024年3月2日(土)19時57分
ソフィー・ロイド
キム・カーダシアン

@kimkardashian-Instagram

<お騒がせセレブのキム・カーダシアンが、メリハリのありすぎるボディラインをさらに強調するコルセット姿の写真を公開>

米セレブで実業家のキム・カーダシアンが、インスタグラムに投稿した写真をめぐって「ひどいロールモデル」だと批判されている。胸元が大きく開いたコルセットだけを着用した自身の姿を写したものだが、豊かなバストやヒップに比べてウエストが極端なほど細いプロポーションを強調しているとして、反感を買ってしまったようだ。

■【写真】カーダシアン、胸元あらわな「コルセット」姿の写真...非現実的な身体のラインで「肋骨抜いた?」

2月27日に彼女が3億6400万人のフォロワーに向けて公開したのは、フランスの高級ブランド「ミュグレー」のクリーム色のコルセットを身に着けた写真。彼女は細いウエストや幅広のヒップ、形のいいバストなど、ミュグレーの香水の瓶やランウェイのデザインにみられる象徴的なシェイプを披露し、髪はシンプルにアップにし、メイクはナチュラルにまとめた。

一部のソーシャルメディアユーザーはこの写真が気に入らなかったらしく、カーダシアンが非現実的な美の基準を促進していると非難した。

アナ・リズ・ブリトーは「これは気持ち悪い」とコメント。デボラ・マクレロンは「肋骨を2本以上取り除くとこんな風に見える。若い女性が見るのにふさわしい画像ではない」と書き込んだ。

キンバリー・ウォーカーは「内臓の位置がおかしい。人体の構造を無視している」と述べ、ハーロウ・ガーデンズは「女性の不健康なプロポーションを促進している」と批判した。

カーダシアンを「永遠の女王」と絶賛するファンも

ジーン・ローズは「不健康で不自然」だとコメントし、ヘマ・ジェイン・カティアルはカーダシアンを「ねじれたシリコン人形」になぞらえた。グレタ・セデノ・ディベキテは、「彼女は自分の娘にもこんな体形がいいと思わせたいのだろうか」と問いかけた。

本誌はこの件についてカーダシアンにメールでコメントを求めたが、返答はなかった。

一方でカーダシアンのコルセット姿を高く評価するユーザーもおり、ナタリー・ジューン・ハルクロは「夢中」と一言コメント。セネダ・グレカは「素晴らしい!」と書き込み、ダニーク・ダニエル・マリアは「圧巻」とそれに同意。@thomasorlinaは「永遠の女王」とコメントした。

キムの妹であるクロエ・カーダシアンも「すごく素敵」とコメントし、姉のコルセット姿を称賛した。

なおカーダシアンは以前、ボディポジティブとインクルーシブを掲げていながら、自身のランジェリーブランド「SKIMS」でコルセットやウエストトレーナーを販売し、非難を浴びたことがある。

コルセットの複雑な歴史は1400年代にまで遡り、初期のコルセットは鯨のひげ(歯の代わりの役割を果たすもの)などの硬い素材でつくられていた。

ファッショントレンドの変化に合わせて変化を遂げてきたものの、コルセットは女性の体を形作り細く見せるようにデザインされており、消化の問題や内臓の圧迫、尿失禁などの健康問題と関連づけられてきた。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

独外相、中国の輸出規制による欧州産業混乱巡る問題解

ビジネス

パラマウント、ワーナーに敵対的買収提案 1株当たり

ワールド

EU、自動車排出量規制の最新提案公表を1週間延期 

ビジネス

NY外為市場=米ドル上昇、FOMCに注目 円は地震
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    死刑は「やむを得ない」と言う人は、おそらく本当の…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中