最新記事
海外ドラマ

権力者を笑い飛ばす──メル・ブルックス監督が描く「説教くさくない」もう1つの歴史

An Homage to Brooks’ History

2023年4月2日(日)08時30分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)
ニック・クロール

「僕にとってブルックスほど重要な存在はいない」とクロールは言う AMY SUSSMAN/GETTY IMAGES

<刺激的だけど政治的ではないドラマの魅力、そして半端ない豪華出演者について『珍説世界史PART II』出演中のニック・クロールが語る>

メル・ブルックス監督の古典とも言えるコメディー映画の続編を作るなら、一流スターが勢ぞろいしなくてはいけない。

俳優のニック・クロールがドラマ『メル・ブルックス 珍説世界史PART II』(ディズニープラスで配信中)に駆り出されたのは、まさにそれが理由だった。

「とにかくキャストが半端じゃない」と、クロールは言う。ワンダ・サイクスがいて、タイカ・ワイティティがいる。ジェイ・エリスがいて、サラ・シルバーマンも......。

「僕らが目指したのは前作と同じく刺激的だけど、説教くさかったり政治的な感じがしない作品」と、クロールは語る。

たとえ政治的でなくても、ブルックス作品がターゲットにするのは「ほぼ全てが権力者で、彼らがどれだけバカで強欲かを描いている」と言う。

ブルックスやクロールらがこの作品をやりたがったのは、歴史について語られるべき多様な声や物語を届けたいからだ。

「(歴史には)僕らが当たり前と思っている話でも、実は興味深いものがたくさんある」と語るクロールに、ライターのH・アラン・スコットが話を聞いた。

◇ ◇ ◇


――なぜ今、『珍説世界史PART II』を作るべきだと思った?

いま歴史に対して、さまざまな側面から光を当てようという機運が高まっているように思うんだ。まあ、メルは40年も前に(『珍説世界史』の1作目で)それをやっちゃってるし、キャリアを通じてやり続けてるんだけど。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米政権、ミネソタ州に捜査官「数百人」追加派遣 女性

ビジネス

米商務省、中国製ドローン規制案を撤回 トランプ氏訪

ビジネス

米政権が刑事訴追警告とパウエル氏、利下げ圧力強化の

ワールド

イラン抗議デモで死者500人超、トランプ氏「強力な
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 9
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 10
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中