トランプ関税で変わるレストランのメニュー、米国向けワインの輸出に打撃
写真は3月26日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのレストランで撮影。REUTERS/Mike Blake
ニューヨークに拠点を置くケント・ホスピタリティ・グループが運営するレストランやバーでは、かつてワインリストの定番だったシャンパンやスパークリングワインがリストラ対象となっている。関税の影響で価格が高騰したためだと、同グループのワインディレクターのクリステン・ゴセルジャック氏は説明する。
ロイターが取材した米国のレストラン、小売業者、ワイン・スピリッツ卸売業者5社によると、昨年以来、欧州などの酒類生産地域からの輸入品に課された関税の影響を受け、同グループのような米国企業はメニューの刷新や小売店のラインナップの入れ替えに動いている。
昨年8月の米国と欧州連合(EU)間の協定に基づき、多くの欧州産品に対する関税率は15%に設定された。その後、2月にトランプ米大統領が発動した欧州向けを含む一連の関税措置が、米最高裁によって覆された。すると直ちに新たな関税措置が発動され、多くの欧州産輸入品に少なくとも10%の追加関税が課されることになった。
同グループ傘下の高級レストランやバー、会員制クラブで提供されるワインの仕入れを担当するゴセルジャック氏は、2月にプライベートなイベント用に用意していたシャンパンの卸売価格が、1本あたり48ドル(約7600円)から約5ドル値上がりしているのを見て驚いた。






